2021年(令和3年)11月
2021年は、11月7日が「立冬」。
暦の上では冬の始まりとされています。
まだまだ秋の色は強い時期ですが、これから冬らしく寒くなりますよという意味の節気ですね。
このころにココアの需要がぐんと伸びることから、11月7日は「ココアの日」とされているそうです。
また、かつお節やめんつゆのメーカー「ヤマキ」が、「いいなべ」にちなんでこの日を「鍋の日」としているそう。
「○○の日」が好きな日本人らしいですね。
この「立冬」をきっかけに寒気が強まり、草木は枯れ動物は冬眠します。 私たち人間も自然の摂理に沿って考えるなら、翌年の春に備えて力を蓄えるため、栄養補給と保温を中心に養生が必要な季節です。
しかし、野生動物と違い人間には冬眠などありません。
気温も下がり日照時間も短くなる冬は、一般的には情緒は下降し活動量も落ちます。
この季節にやる気が落ち何事にもおっくうになったり、人に会うのが面倒といった「冬季うつ症状」を覚える方が増えます。 特に女性に多いと言われています。
季節的なつらい症状を緩和するためには、肉体的にしっかりとカロリーを摂取し、身体を冷やさないようにすることはもちろん、メンタル面のケアも同じく大切。
生活習慣のひとつとして、毎日日光を一時間ほど浴びるのが効果的。
これにより体内時計が調整され、体が自然界のリズムに適応しやすくなります。
また、気分の波や食欲をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」の体内での合成量を増やす効果も期待できるとの事。
また、セロトニンの原料となる「トリプトファン」
は、肉類や豆類に多く含まれます。 食事の際は意識すると良いかもしれませんね。
防寒対策をしっかりとしながら、晴れた日には外へ出て太陽の恵みを全身で受け止めましょう。