立冬

2021年(令和3年)11月

 

2021年は、117日が「立冬」。

暦の上では冬の始まりとされています。

まだまだ秋の色は強い時期ですが、これから冬らしく寒くなりますよという意味の節気ですね。

このころにココアの需要がぐんと伸びることから、117日は「ココアの日」とされているそうです。

また、かつお節やめんつゆのメーカー「ヤマキ」が、「いいなべ」にちなんでこの日を「鍋の日」としているそう。

「○○の日」が好きな日本人らしいですね。

この「立冬」をきっかけに寒気が強まり、草木は枯れ動物は冬眠します。 私たち人間も自然の摂理に沿って考えるなら、翌年の春に備えて力を蓄えるため、栄養補給と保温を中心に養生が必要な季節です。

 

しかし、野生動物と違い人間には冬眠などありません。

気温も下がり日照時間も短くなる冬は、一般的には情緒は下降し活動量も落ちます。

 

この季節にやる気が落ち何事にもおっくうになったり、人に会うのが面倒といった「冬季うつ症状」を覚える方が増えます。 特に女性に多いと言われています。

 

季節的なつらい症状を緩和するためには、肉体的にしっかりとカロリーを摂取し、身体を冷やさないようにすることはもちろん、メンタル面のケアも同じく大切。

 

生活習慣のひとつとして、毎日日光を一時間ほど浴びるのが効果的。

これにより体内時計が調整され、体が自然界のリズムに適応しやすくなります。

また、気分の波や食欲をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」の体内での合成量を増やす効果も期待できるとの事。

また、セロトニンの原料となる「トリプトファン」

は、肉類や豆類に多く含まれます。 食事の際は意識すると良いかもしれませんね。

 

 

防寒対策をしっかりとしながら、晴れた日には外へ出て太陽の恵みを全身で受け止めましょう。